(1950)維新史研究の問題と視覚(奈良本辰也)
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http://kohno.at.webry.info/201206/article_18.html
表題: 維新史研究の問題と視覚
掲載: ‘歴史学月報 No.3’(岩波書店/1950.12.01/pp.2-3)
文頭: かつて、わたくしは明治維新の問題を考えるにあたって、これを五ツの問題に整理したことがあつた。則ち、その節一を德川封建制度の性質の規定、第二を農村の分解――商業的農業の發展の深度、第三を商業資本の歴史的變化の考察、第四をマニュファクチェア、第五を幕末における政爭の具体的分析の問題としたのである。わたくしは、このような順序で入って行くことが維新史研究の近道だと思つていたのだ。つまり、こゝで言わうとしていたことは、明治維新を研究するには、もつともつと德川時代というものゝ性質が明らかになつて居なければならないということであつた。そして、それと同時に、全機構的把握ということが、單に經済上の問題に限定されては、歴史の正しい理解は成立しないのみならず、未來を創造する人間の主体性を著しく無視することになるということを警告したつもりであつた。
文字: 1,758字
人物: わたくし(奈良本辰也)、藤田五郎、古島敏雄、掘江英一、遠山茂樹、原□清、服部之總、土屋喬雄、西脇新次郎
書籍: 『近世農政史論』(藤田五郎)、『明治の革命』(服部之總)、『封建社会の構造分析』(土屋喬雄編)、『明和安永糸高値一件記録』(近世社会経済双書)、『小千谷縮布史』(西脇新次郎)、『池川用居非常大要記録』(近世社会経済双書)
奈良本辰也著作リスト以下から
http://kohno.at.webry.info/201108/article_84.html
奈良本辰也著書リストは以下から
http://kohno.at.webry.info/201108/article_83.html
http://kohno.at.webry.info/201206/article_18.html
表題: 維新史研究の問題と視覚
掲載: ‘歴史学月報 No.3’(岩波書店/1950.12.01/pp.2-3)
文頭: かつて、わたくしは明治維新の問題を考えるにあたって、これを五ツの問題に整理したことがあつた。則ち、その節一を德川封建制度の性質の規定、第二を農村の分解――商業的農業の發展の深度、第三を商業資本の歴史的變化の考察、第四をマニュファクチェア、第五を幕末における政爭の具体的分析の問題としたのである。わたくしは、このような順序で入って行くことが維新史研究の近道だと思つていたのだ。つまり、こゝで言わうとしていたことは、明治維新を研究するには、もつともつと德川時代というものゝ性質が明らかになつて居なければならないということであつた。そして、それと同時に、全機構的把握ということが、單に經済上の問題に限定されては、歴史の正しい理解は成立しないのみならず、未來を創造する人間の主体性を著しく無視することになるということを警告したつもりであつた。
文字: 1,758字
人物: わたくし(奈良本辰也)、藤田五郎、古島敏雄、掘江英一、遠山茂樹、原□清、服部之總、土屋喬雄、西脇新次郎
書籍: 『近世農政史論』(藤田五郎)、『明治の革命』(服部之總)、『封建社会の構造分析』(土屋喬雄編)、『明和安永糸高値一件記録』(近世社会経済双書)、『小千谷縮布史』(西脇新次郎)、『池川用居非常大要記録』(近世社会経済双書)
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