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<<   作成日時 : 2011/10/22 22:17   >>

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古いメモが見つかったのでUpします。
このメモの元になった‘ソ連旅行の個人メモ’をUpしました。
http://kohno.at.webry.info/201110/article_7.html
‘市民によるチェルノブイリ事故調査団’による放射能測定メモ
1990.10.06 by M.Kohno

  今回(1990.08.21〜09.03)の事故調査でおこなった、放射線量の測定並びに放射能を測定するために採取した試料について簡単に報告します。なおこのメモは、私が調査団のメンバー及び調査に協力していただいた方々に配布した‘ソ連旅行メモ 1990.10.01 Ver. 1.1’を要約したものであることを付記しておきます。

● 時間について
旅行当事の時間は、モスクワで日本より5時間遅れており、キエフ及びミンスクではサマータイムのためモスクワより1時間おくれています。そのため、キエフ及びミンスクは、日本時間より6時間遅れていることになります。なお、このメモで示す時間は原則として現地時間です。
● 放射線検出器・個人線量計について
放射能汚染地域へ持ち込んだ放射線検出器は、CsI検出器(放射線の数を検出: 開発中)と、NaIサーベイ・メーター(放射線量率の測定: □□□□□□□□所有)の各1台です。また、各人の旅行中の被曝線量を測定するために、TLDを持参しました。なお、持参したサーベイ・メーターは、帰国後、東大の□□氏にお願いして線量率の校正を行っています。
● 放射線並びに試料採取について

1990.08.21(火)
  11時30分頃、アエロフロート機は定刻より30分ほど遅れて離陸。離陸後、水平飛行時(14時35分から10分間)に、開発中のCsI検出器のテストを兼ねて放射線の数を測定する(690〜1,000 CPM: バックグラウンドは約70 CPM)。また、飛行機が着陸態勢に入り着陸するまでの間の、放射線の数変化を測定(図1)。高度の違いによる放射線の数の変化はっきりと認められ、開発中のCsI検出器の有効性が示された。ただし、少し振動に弱いので、この点を改良する必要があると思われる。16時30分(日本時間で21時30分)、モスクワに到着。ホテルに到着後、空気、水道水を採取。窓等をスミア濾紙を用いて拭き取り試験(スミア・テスト)をおこなう。

1990.08.22(水)
  モスクワのホテル前の線量率 〜8μR/h(マイクロ・レントゲン・毎時)。移動に使用するバスの中 6〜8μR/h。モスクワのチェルノブイリ同盟そのほかを表敬訪問。モスクワからキエフへ向かう飛行機の出発が遅れ、23時頃キエフへ到着。ホテルの部屋で 13〜14μR/h。

1990.08.23(水)
  キエフのホテル前の線量率 〜16μR/h。ホテル近くの草むら 〜16μR/h。10時30分、ホテルを出て、チェルノブイリ原発へ向かう。13時30分、30キロ・ゾーンのゲートに到着(バスの中で 16μR/h)。13時50分、第2ゲートに到着(バスの中で 32μR/h)。汚染地域用のバスに乗り換える。石棺を見る。(200〜300メートルの位置で 4,000〜4,500μR/h)。汚染地域用のバスの中そのほかをスミア・テスト。ホテルに帰り空気を採取。

1990.08.24(金)
  ホテルの窓などをスミア・テスト。全ソ放射線医学センター、産科小児科病院を訪問。スミア・テスト。ホテルに帰り前日に引き続いて空気を採取。水道水を採取。

1990.08.25(土)
  再び、産科小児科病院を訪問。13時、病院を出てナロジチへ向かう。途中14時10分頃、土壌及び松葉試料を採取。採取地点の空間線量率 30〜38μR/h。15時15分頃、汚染地帯で車を降りる(道路上 140μR/h、藪の中 450〜510μR/h)。16時15分ナロジチに到着(20〜32μR/h)。じゃがいも、にんじん、プラム、にんにくをもらう。18時26分、移住させられた村(草むら 560〜680μR/h)。

1990.08.26(日)
  18時45分、寝台車でミンスクへ。列車内での空間線量率の測定。スミア・テスト。

1990.08.27(月)
  朝6時5分、ミンスクに到着。ホテルへ(室内 12μR/h)。

1990.08.28(火)
  ミンスクのホテル前の線量率 8〜9μR/h。9時12分頃、ホテルを出てチェチェリスクへ向かう。途中12時20分、きのこ、松葉、土壌などを採取。採取地点の線量率は 22μR/h。14時4分、チェチェリスクに到着( 29〜49μR/h)。17時45分頃、ストロジェビッチ( 410μR/h)。ゴメリへ向かう途中18時9分頃、信じられないほどの汚染箇所があった(地表面で 2,200μR/h)。18時20分、廃棄物処分場( 110μR/h)。19時32分、ゴメリのホテルに到着。ホテル前で 17μR/h。スミア・テスト。水道水の採取。

1990.08.29(水)
  11時5分、ゴメリを離れブラーギン市へ向かう。12時56分、ブラーギン市に到着( 27〜28μR/h)。14時頃、同市のホテルにチェックイン。ホテルの部屋で 22〜36μR/h。空気、水道水を採取。スミア・テスト。15時35分頃、埋められた村に到着( 620μR/h)。サマショールの村( 18〜24μR/h)。

1990.08.30(木)
  ブラーギン市のミルク工場を経て、ドニエプル河畔へ向かう。途中、松葉、土壌、松の木を採取。採取地での線量率 220〜290μR/h。ドニエプル河畔 21μR/h。15時20分、ミンスクへ向けて出発。21時40分、到着。私の測定はこの時点で終了。

1990.08.31(金)
  ミンスクの気象委員会を見学。

1990.09.01(土)
  朝5時の飛行機でモスクワへ。

1990.09.02(日)
  モスクワからアエロフロート機で日本へ。

1990.09.03(月)
  昼前、日本に到着

注)採取した土壌は事前に農林水産大臣の許可を受け、成田で加熱殺菌した上国内に持ち込みました。

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