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zoom RSS 日本に住む人が一年間に受ける自然放射線について

<<   作成日時 : 2011/04/16 13:29   >>

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日本に住む人が自然から受ける放射線(空間線量率と年間の外部被曝線量)

東京電力もマスコミも一年あたりの放射線量を2.4mSV(= 2,400μSv)と言っています。
その根拠をちょっと調べてみました。
画像

*(過去の平常値の範囲)は文部科学省発表の「環境放射能水準調査結果」(例えば2011.4.14発表)の右欄に示されている「過去の平常値の範囲」より。
**(中央値)は空間線量率(μSv/h)の最小値と最大値の中心の値。
  実際の平均値は中央値よりも低い値になる。なぜなら、最大値は降雨の影響によるものであるからである(雨の日は晴天の日よりも少ない)。
***文部科学省が配布している資料「日常生活と放射線」(資源エネルギー庁「原子力2002」をもとに文部科学省において作成)によると、 ( http://www.mext.go.jp/component/a_menu/other/detail/__icsFiles/afieldfile/2011/04/12/1303577_0325_3.pdf ) 1人当りの自然放射線(年間)は2,400μSv(= 2.4mSv)になっています。"
  NHK(2011.4.14)、朝日新聞(2011.4.46)(きっと他のマスコミも)が何のコメントも付けずに、年間に自然界から受ける放射線量としてこの数値を報道しています(いることでしょう)。
  しかし、この数値は世界平均であり、外部被曝(0.39+0.48 = 0.87mSv)、内部被曝(0.29+1.26 = 1.55mSv)であることが書かれています。
  (全体をマイクロシーベルトで表わしているのに、ここだけミリシーベルト単位で書かれているのはなぜでしょうか。資源エネルギー庁の資料はミリシーベルトで書いてあります。きっと文部科学省としては自然放射線の影響を大きく見せるためにマイクロシーベルト単位に直して資料を作り直したのでしょう。でも資料のカラーの部分に手を入れるのを忘れてしまった(見落とした)のだと思われます。)
------------------(追加:2011.04.26)------------------------
2011年4月16日から、指摘の部分に(*単位はミリシーベルト)という記述が現れました。
----------------------------------------------------------
  そう思って、資源エネルギー庁の資料「日常生活と放射線」(「原子力2010」)を見てみると、・・・。
     ( http://www.jaero.or.jp/data/02topic/2011eq/pdf/zumen4.pdf )
予想通り単位はミリシーベルトでしたが、この資料では世界の1人あたりの自然界からの放射線 2.4ミリシーベルト(年間・世界平均)のほかに、日本の1人あたりの自然界からの放射線 1.48ミリシーベルト(年間・全国平均)という値も書いてありました。
  残念ながら日本の1人当たりの自然界からの放射線(1.48mSv = 1,480μSv)の内訳は書いてありません。
  上の表に示す計算結果から、日本に住む人の年間の外部被曝線量はおよそ 500μSv(= 0.5mSv)になります。資源エネルギー庁の資料にある日本の1人あたりの自然界からの放射線(1.48mSv = 1,480μSv)からこの外部被曝線量(0.5mSv = 500μSv)の値を引いた値(0.98mSv = 980μSv)が、日本に住む人が一年間に受ける内部被曝線量となります。こちらのほうがより正しいように思いますが・・・。
  報道の姿勢としては、空間線量率(μSv/h)の高低を問題にするときは外部被曝線量を、食品等の摂取による被曝を問題にするときは内部被曝線量を、その評価基準として用いるほうがよいと考えます。それができないのであれば、コメントをつけた上で、日本に住む人の一年間の被曝線量として(1.48mSv = 1,480μSv) を使うべきでしょう。

------------------(追加:2011.05.10)------------------------
文部科学省の「放射線と安全確保」
http://www.mext.go.jp/a_menu/anzenkakuho/pamphlet/__icsFiles/afieldfile/2009/06/22/090522.pdf
に、日本の平均値として
外部被曝(宇宙から0.29mSv + 大地から0.38mSv = 0.67mSv)、内部被曝(空気中のラドン等の吸入から0.59mSv + 自分の体内から(食物等)0.22mSv = 0.81mSv)
であることが書かれています。

ということで、ややこしい計算をしなくても、日本に住む人の被曝線量の平均値は、
外部被曝 0.67 mSv
内部被曝 0.81 mSv
ということになります。
ここには、ミリシーベルトで書いてあります。
---------------------------------------------------------

------------------(追加:2011.12.20)(変更:2012.06.29)------------------------
「日本に住む人が一年間で受ける自然放射線による外部被曝」は、文部科学省が発表したデータで、
http://radioactivity.mext.go.jp/old/ja/monitoring_by_prefecture/
にある、たとえば
環境放射能水準調査結果(都道府県別)(平成23年12月21日(水曜日)14時00分版)
http://radioactivity.mext.go.jp/old/ja/monitoring_by_prefecture_environmental_radioactivity_level_prefecture/2011/12/26525/index.html
の一番右側にある過去の平常値の範囲を使ってKohnoが求めたものです。

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
大変に解りやすく興味深い記事でした。
特に、内部-外部の内訳について、もっと外部が多いものと勝手に思い込んでいましたので勉強になりました。

文末の表の出所をお教えいただけないでしょうか。
discoder
2011/12/20 23:54
文部科学省が報道発表している資料を基に作成しています。
M.Kohno
2012/02/28 08:17

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